事例ヒヤリング記録

 ◆平成21年9月~平成22年1月末までに訪問ヒアリングさせて頂いた「建築協定地区」、及び「地区計画地区」です。

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平成21年9月~22年1月末までに訪問ヒアリングさせて頂いた「建築協定地区」、及び「地区計画地区」

         

NO. 建築協定などの名称

所在区

打合場所

訪問年月日

       ヒ ア リ ン グ の 概 要

1.鳥が丘住宅地区

      

戸塚区

   

     鳥が丘自治会館

H21.10.16

S543月認可広告、1122区画、委員9名、任期実質2年(1年で半数交代) ・年会費200/1区画  

・詳細な議事録を作り引き継ぐ

・照査は原則委員が行う

◎業者のチラシに「協定地」を明記して貰う

・申請資料は3年保管後、項目を残して廃棄

2. さちが丘A地区

旭区

さちが丘蔵屋敷会館

H21.10.21

H143月認可広告、61区画、1低、委員11名(長1、副2、会計2)、自治会役員との兼任なし、

・年会費1,000/1区画 

◎違反建築に委員が根気よく説明して撤去して貰った例あり

◎東電送電線の地下埋設化を住民交渉で実現

◎協定付則により騒音問題なども相談

3. 美しが丘中部地区 (地区計画)

青葉区

美しが丘中部自治会館

H21.11.30

S30年後半~40年中頃に土地区画整理事業として開発 

S462月建築協定(第1期)が認可広告、S591月第2期、H61月第3期 ・H114月地区計画検討委員会が発足、導入啓発活動

H14年協定違反の調停不調、5月提訴、H153月勝訴、現状回復

H1511月地区計画決定

H19年まちづくり条例に基づく「まちづくり活動グループ」を登録

H20年「街づくりハンドブック」改訂

4. 市が尾町泉天ケ谷公園地区

青葉区

青葉区役所

H21.12.3

H203月認可広告、10年後5年更新2回、91区画、自治会区域とほぼ一致、1種と2種が混在

・委員7 

◎防犯に関してガードマン会社と一括契約を検討

◎ゴミ置き場を整備したい

◎勉強会、情報交換会を行いたい

5. 北山田6丁目東部

都筑区

北山田地区センター

H21.12.15

H14225日認可広告、永年、40区画、委員6名(72名、104名)

・小規模宅地所有者の会より出発した

◎高齢化で役員のなり手がない、存続が心配 

◎2世帯住宅が10軒程度ある 

◎過去、隣地にトラック駐車場が出来、騒音、排ガス、縁石損壊等の問題を生じたが4,5年で出て行き解決

6. いずみタウン金沢文庫地区

金沢区

釜利谷地区センター

H22.1.16

S5911月認可広告、7名の地権者で発足、S61年運営委員会スタート、10年毎更新して3期目

・運営委員4

◎2世帯は可、入り口2は不可

◎高齢化が進む、住民の入れ替わりは年間1軒程度

◎会費集金はせず繰越金で運営

7. 南舞岡1丁目2丁目地区

戸塚区

南舞岡自治会館

H22.1.19

H104月認可広告、5年毎自動更新、1低、2中高

・運営委員9名、自治会役員との兼任なし

・自治会の協力あり

◎分割可を望む声あり

◎住民への広報活動充実

◎隣接地への加入の働きかけは積極的

◎自動継続の前にアンケート

◎エアコン室外機の騒音トラブルあり

8. 栄本郷台地区(地区計画)

栄区

本郷台自治会館

H22.1.22

S40年後半~50年代の造成地、1人型で出発、H8年合意型に統合

H12年地区計画へ移行の発端あり

・準備期間2年を経てH18年に8地区1271区画の地区計画が発足

・地区は細分化(住宅、住宅と事務所又は店舗、共同住宅、学校図書館、老人ホーム、診療所、巡査派出所、等)

◎「本郷台まちづくりガイドライン」で地区計画をサポート

◎外壁の推奨色をマンセル値で提示

9. 関ケ谷自治会区域内

金沢区

関ケ谷自治会館

H22.1.25

S5759年認可の3地区が統合されてH123月に再締結認可広告

・自治会区域とほぼ一致

・自治会の補助金(年1万円)あり

・委員11名(91人、102人、他3年以下)

◎毎月自治会会議に出席

◎違反建築一覧を作りフォロー

◎「協定運用基準の解説」や「広報」を発行して積極的に運営

10. 長倉町地区(地区計画)

栄区

長倉町自治会

H22.2.16

 

11 . 工業系地区意見交換会
 
(1)港北ニュータウン 吉田工場倉庫地区

都筑区   

市庁舎6階会議室

H22.1.26

S594月認可広告、76区画から分割あり現在88区画

・緑化率10%が実質3%程度

2/3が旧農家地主1/3が経営者

・委員7人、委員長が自治会長を兼ねる(自称ワンマン委員長)

◎日本一自動車修理工場の多い地区 

◎食品(醤油)工場もある

◎工場跡地にモーテルが出来そうになったことがあったが協定等で阻止できた

(2)横浜第二工業団地協同組合連合会

戸塚区

S30年第一次中小企業団地として発足、S3839年に造成、S597月認可広告、印刷団地31区画と他30区画の計60区画

・委員1人

◎社員寮の建築は不可

◎従業員の駐車スペースの確保が問題

◎秋の勉強会には行くが、住宅系が中心で違和感あり、工業系の勉強会を希望する

(3)戸塚工業団地

戸塚区

H212月認可広告、26区画、合意型

・委員長1人

・前委員長の傍で協定業務を見聞きしてきたが、解らないことが多い

12. 西部方面交流会
(1)東戸塚グリーンタウン

保土ヶ谷区

旭区役所会議室

H22.2.12

・平成16105日 認可広告、222区画、合意型

◎建物高さと擁壁のみ規定。2期目の更新時に実態に合うように見直した。  ◎締結後27年経ち、締結当時の主旨や経緯を知る人がいない。

(2)横浜興和台

旭区

・平成1284日 認可広告、462区画、合意型

◎自治会地区と協定地区が一致しており役員が兼務。昨年更新したが規模が大きく、合意を取るのが大変だった。高齢化して敷地分割したいという要望が出始めている。

(3)領家地区

泉区

・平成2173日 認可広告、913区画、合意型

◎運営委員に女性が多い。

◎勉強会をしたり、審査時に業者にわかりやすい説明を求めるなど工夫している。 

◎グループホームをやりたいという要望を、地域で協議して実現。

         

まとめ

建築協定地区:  

    住宅系7

◎運営委員と自治会役員は兼任していない、

◎自治会と適度の距離を置いて運営、

◎会費は独自に集めるか自治会が負担、訴訟費は用意していない場合が多い

◎高齢化、後継者難ではあるが、若中年層も少数存在し、上手に運営している、

◎協定に直接関係のない生活、環境問題もある程度取り上げている

 

 

地区計画地区:

    住宅系2

◎長年地域住民グループが知恵を出し、努力してきた軌跡が読みとれる、

◎移行後も「まちづくりルール」や「まちづくりガイドライン」を作り地区計画をサポートしている

 

 

工業系建築協定地区

      3

◎不適正交代入居者の問題、

◎社員寮、駐車場の問題、

◎勉強会、情報交換、

◎工業系地区間の連携等、注:工業系は鶴見3、都筑2、戸塚2、金沢、緑、瀬谷、港北